どうも，坂本です。 今回は近況報告についてです。
Webページを開設してから半年ほど遅れて， 1995年の7月7日に近況報告を書きはじめました。 当時は日記にするつもりはなくて， 何か大きい出来事があったときにそれを書くというスタンスだったような気もします。 だからこそ，タイトルも日記ではなく「近況報告」だったと。 結局すぐに日記化したわけですが， タイトルは今に至るまで「近況報告」のままです。
テキストの量など
以前も一度やったことがある のですが，今回また過去全部の近況報告の文字数というかバイト数を数えてみました。 結果は 1564638 Byte，すなわち 1.5MB（メガバイト）くらいでした。 原稿用紙だと2000枚分くらいでしょうか。 10年でやっとフロッピー1枚かよという気もするし， 文庫本4冊分か結構なもんだなという気もどっちもします。
量が多くなると1つのファイルが大きくなって読み込みも重くなってしまうので， 適当なところでわけることになるわけですが， 95年は1年で1ファイル，96年は前半と後半でそれぞれ1ファイル。 97年と98年はクォーター(3ヵ月ごと)で分割し，99年4月から1月に1ファイルという今の形態になりました。
また，過去の近況全文に対して，単語の瀕出順位を調べてみました （KAKASIというツールと Ruby/KAKASI 内の wdcnt というツールを使用）。 助詞など以外の意味がある単語として一番多かったのは，1625回使用の「俺」， 次いで762回使用の「今日」，576回使用の「大学」と， 存外つまらない結果になりました。
長く続いたのは
とにかく，文章を書く以外の更新の手間を極力減らすのが長続きの秘訣だと思っています。 やっぱり面倒だとやらなくなっちゃいますから。 一般にWebページの更新作業というのは，
- ローカルなPC（つまり自宅などのPC）で HTML を作り，
- それを FTP などでサーバに転送
という手順を踏むわけですが，そもそも2からしてメンドい。 俺の場合，Webサーバのホームディレクトリを自分の Linux マシンに NFS マウントしていました。 UNIX系OSをお使いになっていない人にはちょっとわからないかも知れませんが， 要するに Webサーバのハードディスクの一部が自分のPC上にあるような状態だと思って下さい。 ということは上記の2番目の手順は必要ないわけです。 これだけでもだいぶ楽です。
さらに，「HTML を作る」ところも楽をするためにどうやっているかと言うと，
- 日記の内容だけを書いたファイルをエディタで編集し，
- 自作の変換スクリプトによってHTMLのヘッダやフッタをくっつける
という手順にしています。 変換スクリプトの呼び出しには Makefile を作ってあるので make と叩くだけです （これまたUNIXに特有のツールで， 通常はプログラムのコンパイル手順の自動化などに使うものです）。
「使い慣れたエディタで編集」っていうのも自分にとってかなり重要です。 Wiki や blog は，Webブラウザのフォームを使って書き込むものが多いと思います。 この場合，「1文字戻る」とかそういうキーバインドが日常使っているテキストエディタと異なってしまうので， それだけでも相当な苦痛です。 だから当分は blog 的なものは使わないと思います， 更新しなくなっちゃうでしょうから。 RSS とかトラックバックは魅力的ですけどねぇ。 ちなみに使っているエディタは vi というエディタです。
職業柄，ずっとPCの前に向かっているようなことも多いし， しかも普通の会社と違ってまあいつでも書けると言えば書けるので， 環境的にも恵まれていたと言えます。
ちなみに， レンタルサーバを借りてWebページを引越してからは， 上記の手順の一部はできなくなってしまったわけですが， それでもファイルをサーバに転送する部分も Makefile の中に組み込んで， 結局更新の手間は今までと全く変わらないようにしています。
内容について
性格や興味の対象などは変わり続けるわけで， 過去のことを晒し続けるのは正直恥ずかしい面もちょっとはあるのですが， どうせ Googleキャッシュやweb.archive.org なんかに残っちゃってるわけだし， 過去のを消すことは無いと思います。
仕事上知り得た秘密とか， あるいはものすごく忙しいのにその理由が書けないなど， 内容として書けないことも多いです。 まあそういう意味でも，やっぱり本当の「日記」では無いですよね。 その日起こったこととは無関係に，最近思うこととかを突然書くこともありますし。 あと，研究や学生指導関係のことは極力書かないようにしています。
最後に
近況報告はまあこれからも書き続けることでしょう。 次は，雑誌掲載について書こうかと思います。