C: NTFS 26.9GBのようにパーティションが切ってあります。LOOX のリカバリCD はよくある「パーティションも切り直してOSを入れ直す」 タイプなので、XP とプレインストアプリを残したかったらここでパーティションマジックや GNU Parted を使ってパーティションを切り直す必要があります。
D: NTFS 1.00GB
私はパーティションマジックで、D: を消して、C: をデフラグした後に 20GB まで減らしました。
また、02/08現在、NTFS に Linux から自由に読み書きはまだできないので、 XP 側とデータの交換が頻繁にあるのなら FAT32 も作っておいた方が便利でしょう。 というわけでパーティションはこうなっています。 (メモリ増設に伴いパーティションを切り直しました。 いまはこっちのようになっています。)
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム /dev/hda1 * 1 2550 20482843+ 7 HPFS/NTFS /dev/hda2 2551 2554 32130 83 Linux /dev/hda3 2555 2572 144585 a0 IBM Thinkpad ハイバネーション (138MB) /dev/hda4 2573 3648 8642970 f Win95 拡張領域 (LBA) /dev/hda5 2573 2589 136521 82 Linux スワップ /dev/hda6 2590 3482 7172991 83 Linux /dev/hda7 3483 3648 1333363+ b Win95 FAT32
また、トラックポイントは Generic 3 Button Mouse (PS/2) として認識されます。
カーネルパラメータ: apm=on acpi=off
としました。
ここによると、2.4系カーネルでは apm が有効にならず、shutdown -h しても
halt するだけで電源が落ちないそうなので。
X に関しては、インストール時は、
の行のコメントを外して X を再起動(例えば Ctrl+ALt+BackSpace)。 リブートの利便性を考えると両方とも設定しといた方が良いでしょう。Options "XkbOptions" "ctrl:nocaps"
の行をca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t3 -r now
と修正します。ca::ctrlaltdel:/sbin/shutdown -t3 -h now
これで、Ctrl+Alt+F5 で仮想コンソールに行ってから Ctrl+Alt+Del で シャットダウンできます。カーネルパラメータとして apm=on である必要あり。
RealTek ですから、いわゆる蟹チップですね。8139too Fast Ethernet driver 0.9.24 PCI: Found IRQ 9 for device 00:12.0 eth0: RealTek RTL8139 Fast Ethernet at 0x8000, 00:e0:00:5c:bd:47, IRQ 9 eth0: Identified 8139 chip type 'RTL-8139C' eth0: Setting 100mbps full-duplex based on auto-negotiated partner ability 41e1.
なので、プレゼンテーションをするときは 1024x768 にして (この時液晶パネルには横に間延びした絵が映っている。 BIOS 設定で画面伸長を disable にしてもそうなる。が気にしない)、 また普段は 1280x768 で使っています。 /etc/X11/XF86Config-4 については 富士通のページ などにも設定例が置いてあります。 一応、私の使用している XF86Config-4 も置いておきます。
これで『モデル: Acer Laboratories Inc. [ALi]|M5451 PCI South Bridge Audio』 と検出されます。 『音が聞こえますか?』の場面でもちゃんと聞こえます。% wget ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/linux/Vine/Vine-2.5/updates/RPMS/i386/sndconfig-0.68-2vl1.i386.rpm % su # rpm -Uvh sndconfig-0.68-2vl1.i386.rpm # /sbin/sndconfig
xmms では OSS のドライバを選べば OK です。
ここから lphdisk-0.9.1.tar.gz を取ってきて、
で lphdisk を作ります。そのまま実行すると% tar zxvf lphdisk-0.9.1.tar.gz % cd lphdisk-0.9.1 % make
と出て機能しませんが、% su # ./lphdisk Warning: /proc/partitions does not match partition table.
のように -f オプションでうまくいきます。 lphdisk のソースも読んでみましたがこれで特に問題ないと思います。 ちなみに type a0 の領域(すなわちここでは /dev/hda3)を自動的に探して その領域のフォーマットが始まるので、 その領域を作っておく必要はあります。# lphdisk -f Reccomended partition size is 134 MB (274434 sectors) Warning: /proc/partitions does not match partition table. Creating hibernate area on /dev/hda, partition 3...
フォーマット終了後リブートして BIOS 設定から Save To Disk を選んでおきます。 これで Vine 上でもフタ閉じでハイバネOKです。
※ Windows XP で使えるようにするためには、さらに コンパネ→電源オプション→詳細設定タブ→「ポータブルコンピュータを閉じたとき」 をスタンバイから休止状態にする必要あり。ただし、これでフタを閉じると 開けたときに LILO が立ち上がるので注意(Vine がデフォルトとのときはそっちの ブートが始まる)。LILO で WinXP を選べばそっちが休止から復帰、 とちょっとスマートではない。
% su # rmmod trident # insmod trident
この辺 などを参考に、SCSIエミュレーションを使います。 Vine 2.5 では、/etc/lilo.conf の自分のブートしたい image のところに
を付け足すだけでOKです。 ただし私の場合は上で書いたように apm のカーネルパラメータも付けてるので、結局このようになっています。append="hdc=ide-scsi"
/etc/lilo.conf を修正したら、root で /sbin/lilo してリブート。 cat /proc/scsi/scsi の結果はこのようになります。image=/boot/vmlinuz-2.4.18-0vl3 label=linux read-only root=/dev/hda6 append="apm=on acpi=off hdc=ide-scsi"
ちなみにこのリブートの結果、/dev/cdrom はこれまでは /dev/hdc への シンボリックリンクだったのが、/dev/scd0 へのシンボリックリンクへと 自動的に書き変わっています。Attached devices: Host: scsi0 Channel: 00 Id: 00 Lun: 00 Vendor: TOSHIBA Model: DVD-ROM SD-R2102 Rev: 1G15 Type: CD-ROM ANSI SCSI revision: 02
また cdrecord -scanbus コマンドで見てみると
と見えます。なのであとは mkisofs でイメージを作ったのちにCdrecord 1.9 (i586-pc-linux-gnu) Copyright (C) 1995-2000 Jrg Schilling Linux sg driver version: 3.1.22 Using libscg version 'schily-0.1' scsibus0: 0,0,0 0) 'TOSHIBA ' 'DVD-ROM SD-R2102' '1G15' Removable CD-ROM 0,1,0 1) * 0,2,0 2) * (以下略)
のようにすれば OK です。 裏でコンパイルをしていても 8倍速で問題ありませんでした。# cdrecord -v dev=0,0 speed=8 -pad foo.img
ちなみに cdrecord はソースからコンパイルしました。ログはこっち。
増設方法はオンラインマニュアルに載っています。 ただし見付けづらいので直接ファイルのありかを書くと、 C:\Program Files\Fujits\sadata\fmvguide\hard\inst_mem.html がそうです。 これをブラウザで開いて印刷しておいて作業に入ります。 この方 も書いておられますが、キーボード手前のパーツがかなり外しづらいですが、 それ以外は特に問題ないでしょう。
増設後最初の起動時に、
と言われてブートが止まります。 上で書いたようにハイバネ領域を 138MB しか取ってないので、 このままでは物理メモリの方が上回ってハイバネできない、 というわけです。 再セットアップです(泣)。ERROR ハードディスク上のSave To Disk領域が不足しています。 Save To Disk機能を使用するためには、Save To Disk領域を作成し直してください。
ところで、今回のように物理メモリ>ハイバネ領域になった場合、 ハイバネした瞬間に領域を壊して終り、と予想していたので、 意外と賢い BIOS だと思いました。
再セットアップの手順はこれまでとまったく一緒です。 今度はハイバネ領域として 394MB 取りました。 結局以下のようにしています。
デバイス ブート 始点 終点 ブロック ID システム /dev/hda1 * 1 2295 18434556 7 HPFS/NTFS /dev/hda2 2296 2300 40162+ 83 Linux /dev/hda3 2301 2351 409657+ a0 IBM Thinkpad ハイバネーション /dev/hda4 2352 3648 10418152+ f Win95 拡張領域 (LBA) /dev/hda5 2352 2400 393561 82 Linux スワップ /dev/hda6 2401 3484 8707198+ 83 Linux /dev/hda7 3485 3648 1317298+ b Win95 FAT32
ただし、これで lphdisk を実行すると、
と出て来ます(が、フォーマットはしてくれます)。 本当に 518MB ハイバネ領域を取らなきゃいけないのか不明ですが、 一応 394MB でいまのところ問題なくハイバネできています。Recommended partition size is 518MB