目指せCDリリース〜完全デジタル録音への道〜

【last update: 99/11/23】


っつーことで、とりあえずEye-μ-System のCD完成に向けて、各メンバがレコーディングの最中なんですが、 せっかくディジタル録音してるのに、CD-R 化のため PC にとりこむときに 情けない DAC/ADC のせいで音質が悪くなるのは耐えれん、 ということで HDD レコーダから直接ディジタル転送へ挑戦!
●前提
録音には Roland の VS-880ってやつ(リンク先は VS-880EX だけど)を 使わしてもらってる。電音の人の個人の所有物らしい。こいつには S/PDIF ディジタルコアキシャル(同軸) OUT 端子が付いてるのだ。

くわしいことは省略するが、S/PDIF っていうのは要するにディジタル データがそのまま出力されるシリアル端子と思えばいい。 VS-880 にはアナログ出力も当然あるが、もしこのアナログ出力から PC にデータを送った場合、

(Digital Data)→[VS-880のDAC]→[PCのSoundCardのADC]→(Digital Data’)

という過程を経ることになる。DAC は Digital to Analog Converter の略で、 ADC はその逆。Sound Card の ADC はへぼへぼな上に ノイズの宝庫なので、とっても悲しいのである。 つまり、Digital Data’は元のデータとは全然ちがうものになってしまうのである。 折角ディジタルで録音してるのに、これは悲しい。

しかし、もし PC の Sound Card がディジタル入力を持っているとすると、

(Digital Data)→→(Digital Data)

変な図だが、ようするに元のデータそのまんまが取り込めるのだ。 ファイルのコピーをするようなもんである。

このようなディジタル入力対応の Sound Card は3万円くらいする... もんだと思っていた。しかし、Web で調べてみたところ、 半田ゴテ+電子工作ができるなら、計1万円くらいでこれを作るのが 可能なそうなのだ。というわけで、トライするのである。

●改造
詳しいことは こちらのページがすごくわかりやすく書いてあるのだが、 ENSONIQ AudioPCI 互換の¥5,000程度の Sound Card を買って来て、これに DAI と呼ばれる S/PDIF → I2S 変換ハードウェアをくっつけてやるのである。 この DAI を自作することになるのだ。自作っつってもユニバーサル基板の上に IC のっけてあと数点の部品を半田付けするだけなので、まぁ俺でも作れそうである。 ちなみに筆者はいちおう電子工学科卒で、半田付けもそう苦手ではない。

つまり、必要なものとしては、

などである。
●以下、経過を日記風に更新
♪ Sound Card, 個別部品を買いにいく(98/11/15)

♪ 続・ Sound Card, 個別部品を買いにいく(98/11/16)

♪ CS8412 が無い!(98/11/23)

♪ CS8412 があった!(98/11/27)

♪ ユニバーサル基板と格闘(98/11/29〜12/1)

♪ 動作確認...オッケー!(98/12/04)

♪ 本番!(98/12/06)

● 99/11/23 追記
♪ もう1セット製作/値段表

sakapon@imc.im.hiroshima-cu.ac.jp
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